top of page
ARDEO-QUARTET_Franziska-Strauss-06.jpg

Quatuor Ardeo

アルデオ四重奏団

String Quartet / France

「アルデオ」という名前はラテン語で「私は燃える」を意味し、メンバーの音楽への情熱と姿勢を象徴しています。2001年にパリ国立高等音楽院で結成されたアルデオ弦楽四重奏団は、フランスのクラシック音楽シーンにおいて確固たる地位を築いてきました。

これまで、ハーゲン・クァルテットのライナー・シュミット、フェレンス・ラドシュ、エベルハルト・フェルツの指導を受け、カイア・サーリアホやパスカル・デュサパンなどの作曲家とも緊密に協力してきました。ダヴィド・カドゥシュやノアム・グリーンベルクといったピアニストや、クラリネット奏者のレト・ビエリともしばしば共演し、聴衆に感動を与えています。

アルデオ弦楽四重奏団のレコーディング活動も高く評価されており、2007年にはケクランの弦楽四重奏曲第1番・第2番を世界初録音としてリリースしました。2010年にはトランサール・ライブからショスタコーヴィチ、2011年にはデッカからシューマンのピアノ五重奏曲をリリース。2014年にはイタリア・ヴェニスのパラツェット・ブル・ザーネによる支援を受け、アントン・レイハの三作品を世界初録音し、アンプラント・ディジタルから発売されました。2018年には、フランソワ・メイムンによるJ.S.バッハのゴルトベルク変奏曲の弦楽四重奏版をリリースし、欧州各国で高い評価を受け、日本でも同年10月にリリースされています。

Webpage(English)
http://arts-scene.be/en/asd-artistes-biographie-Quatuor-Ardeo

ardeo sq (1) (1).jpg

彼女たちの音楽性は、国際的な舞台で高く評価されており、ボルドー、モスクワ、ボローニャのパオロ・ボルチアーニ、メルボルンなど、数々の国際コンクールでの入賞に裏打ちされています。この成功は、メンバーの強い連帯感と音楽に対する深い情熱の賜物です。アルデオ弦楽四重奏団は、ヨーロッパ各地の著名なホールや音楽祭での演奏を通じて、豊かなキャリアを築いてきました。例えば、パリのブッフ・ド・ノール劇場、バスティーユのオーディトリウム、スペインのサンタンデール音楽祭、フィンランドのクフモ音楽祭、スイスのジュネーヴ夏音楽祭やダボス音楽祭、オーストリアのロッケンハウス音楽祭、ドイツのベルリン・ラディアル・システム、バーゼルのシュタット・カジノなどで、その存在感を示しています。

ECHOによる「ライジング・スターズ」に選出された際には、ヨーロッパの主要ホールでのツアーが組まれ、パリのフィルハーモニー、ウィーンのコンツェルトハウス、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ロンドンのバービカンセンターなどで演奏を行い、観客を魅了しました。

Ardeo-Quatour-001 (1)_edited.jpg
D168EC1C-4071-4732-9189-F1CC660A3A54_4_5005_c.jpeg

Carole Petitdemange

Violin

キャロル・プティドゥマンジュ

パリ国立高等音楽院でJ.J.カントロフに師事、またマドリッド音楽院でハーゲン弦楽四重奏団のライナー・シュミットの薫陶を得た。彼女はアルデオ四重奏団結成前から様々な編成の室内楽グループで演奏し、コンクールで数々の賞を受賞している。P.L.エマールから教えを受けた彼女は現代音楽にも非常に関心があり、ジョナサン・ハーベイ、エディト・カナート・デ・チジ、カイヤ・サーリアホ などの作曲家との緊密なコラボレーションに取り組んでいる。現在、マドリッド王立音楽院とサラゴサ音楽院で教鞭も取る。

96245BD3-D4A2-449E-AC11-4804D08F72FC_4_5005_c.jpeg

Mi-sa Yang

Violin

梁 美沙

大阪生まれ、相愛高等学校で工藤千博、小栗まち絵に師事。12歳でオーケストラデビューを果たし、13歳で ユーディ・メニューイン国際コンクール・ジュニア部門で第1位。翌年には 第1回仙台国際音楽コンクールで第3位。その後奨学金を得てパリ国立高等音楽院に留学、ジャン=ジャック・カントロフ、オリヴィエ・シャルリエに師事。21歳でヨーロッパでもソリストデビュー。これまでにソリストとして多くの有名なアンサンブルと共演。スーク室内管弦楽団、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ、仙台フィル、東京交響楽団、新日本フィル、大阪交響楽団、京都交響楽団、関西フィル、日本センチュリー響など。彼女の力強さと繊細さ個性的に融合させた解釈はメディアや批評家から高く評価されている。

室内楽奏者としては、マリアカナルス国際音楽コンクールにピアノトリオで挑み第1位を獲得。アルデオ四重奏団と並行して、ピアノのアダム・ラルームとチェロのヴィクトル・ジュリアン=ラファリエールと共にトリオ・レ・ゼスプリを結成、こちらも精力的に活動している。2014年からアルデオ四重奏団のメンバー。

F23AE6AD-814B-46D7-A0BA-F316C026E6E1_4_5005_c.jpeg

Yuko Hara

Viola

原 裕子

ニューヨーク生まれ。東京藝術大学附属高校を経て、 同大学を同声会賞を得て卒業。菅沼準二、川崎和憲各氏に師事。 スイスにてジュネーヴで今井信子氏、バーゼルでライナー・ シュミット氏(ハーゲン・クァルテット)に学び、 両音楽院修士課程修了。

第9回ライオネル・ターティス国際音楽コンクールで特別賞、第5回東京音楽コンクール弦楽部門第二位。ソリス トとして日本フィル、芸大フィルと共演。ステラ・クァルテット(2003~2009年)、ウェールズ弦楽四重奏団(2009~2012年)のメンバーとして、大阪国際室内楽コンクール第三位、青山音楽賞バロックザール賞受賞など。

フィルハーモニア・ チューリッヒ(チューリッヒ歌劇場オーケストラ)とドイツ・ カンマーフィル・ブレーメンにてアカデミー生として研修を積み、現在も演奏に加わるほか、シュヴェッツィンゲン音楽祭宮廷音楽アカデミーやチューリッヒのラ・シンティラ、フライブルク・バロックオーケストラへの参加など、古楽器での演奏にも力を入れている。

93573E19-88FB-4597-A9E9-AD34D48251FA_4_5005_c.jpeg

Joëlle Martinez

Cello

ジョエル・マルティネス

トゥールーズ音楽院とパリ国立高等音楽院でR.ピドゥー、P.ミュラー、X.フィリップのクラスで学んだ。室内楽は彼女の音楽活動の中心であり、アルデオ四重奏団の創設メンバーのひとり。カルテットでは、マドリード音楽院でハーゲンカルテットのR.シュミット、バーゼルでW.レヴィン、ザルツブルグモーツァルテウムでのハーゲンカルテットの指導を受けた。

トゥールーズ・キャピトル・ナショナル管、パリ室内管、ディソノンシャン室内管などいくつかの有名なオーケストラに参加。またマルク・ミンコフスキ率いるグルノーブル・ルーヴル宮音楽隊に招かれ、ケルンとドルトムントでソリストとして出演。

bottom of page