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Adam Laloum

アダム・ラルーム

「録音に現れるこの「感性の万華鏡」は、ウラディミール・ホロヴィッツ、クラウディオ・アラウなどの大家にだけ顕れてきたが、今日はアダム・ラルームだ。」 ffff賞 テレラマより

「この芸術家の容易に言葉で言い表せないピアノ演奏は、彼の内なる歌心や垣間見られる狂気を表現しており、それは、ギオマール・ノヴァエス、ウラディミール・ホロヴィッツ、クララ・ハスキル、ウィルヘルム・ケンプや、この曲の女王とも言うべきカトリーヌ・コラールを含む選ばれた著名なピアニストだけが有したユニークな芸術性へのノスタルジーを呼び起こさせる。」
ディアパソン・ドール ディアパソンより

Piano / France

ラルームは、多くのホールやフェスティバルからリサイタルの招待もうけており、シャンゼリゼ劇場(パリ)、コンツェルトハウス(ベルリン)、ヘラクレス・ザール(ミュンヘン)ルーブル美術館オーディトリウム(パリ)、ウィグモア・ホール(ロンドン)、トーンハレ(チューリッヒ)、ブリュッセル芸術宮殿、ヴヴェイ劇場(スイス)、などのホール、また、音楽祭からの招待はルツェルン音楽祭、SWRシュヴェツィンゲン音楽祭、ラ・ロック・ダンテロン音
楽祭、ヴェルビエ音楽祭、ルール・ピアノ音楽祭、バート・キッシンゲン音楽祭、メクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭、リヨン・ピアノ音楽祭、グスタード音楽祭、コルマール音楽祭、ツェルマット音楽祭、ジャコバン・ピアノ音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ(ナント、東京、ビルバオ)など世界各地に及んでいる。

 

情熱に溢れ卓越した室内楽奏者でもあるアダム・ラルームは、2012年チェリストのヴィクトル=ジュリアン・ラフェリエール、ヴァイオリニストの梁 美沙とともにトリオ・レ・ゼスプリを結成し活動してきた。(すでに2枚のCDが発売されている)。現在は、梁 美沙とのデュオを積極的に行っている。

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アダム・ラルームは、1987年生まれ、10歳でピアノを始め、トゥールーズ音楽院で音楽を学んだ後2002年(15歳)でパリ国立高等音楽院に入学、ミシェル・ベロフに師事した。奨学生としてのラルームは、ドミトリー・バシキロフやポール・バドゥーラ・スコダのマスタークラスで研鑽を積み、2006年6月にディプロマを受賞した後、リヨン国立高等音楽院で更に学んでいる。彼のソリストとしてのキャリアは、2009年クララ・ハスキル国際ピアノコンクールで1位を獲得し、国際的な評価を受けて確立されたが、さらにハンブルグで、やはりクララ・ハスキルで1位(1977年)となったエフゲニー・コロリオフのクラスで研鑽を積んでいる。

 

その後アダムは、コーネリアス・マイスター指揮でパリ管弦楽団と共演、さらにベルギー国立管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団でも同様に共演した。その他にも、ニコラス・コロン指揮でベルリン・ドイツ交響楽団、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮でマリインスキー管弦楽団、ロジャー・ノリントン指揮でラジオ・フランス・フィルハーモニー管弦楽団、シャルル・デュトワ指揮でヴェルビエフェスティバル管弦楽団、マキシム・エメリャニチェフ指揮でトゥールーズ・キャピトル・オーケストラ、アラン・アルディノグリュ指揮でモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団、ハイメ・マルティン指揮で国立ボルドー管弦楽団、ガボール・タカーチ=ナジ指揮でリヨン国立歌劇場管弦楽団、ジョナサン・ノット指揮でスイス・ロマンド管弦楽団、ジェームス・ガフィガン指揮でルツェルン交響楽団など、多くの著名な指揮者やオーケストラと共演してきている。

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ラルーム個人の録音としては、まずブラームスの小品集のCD(2011年/ミラーレ)を発売した後、シューマンのフモレスケその他のCD(2013年/ミラーレ)は、ディアパソンのイヤー賞、テレラマのffff賞、シャルル・クロスアカデミーのグランプリ、ドイツのフォのフォルムにおいて5つ星など数々の賞を受賞した。


その他、ブラームスのクラリネットソナタ、およびクラリネットトリオ(2014年/ミラーレ)もディアパソンおよびテレラマのffff賞を受賞している。2018年には、ソニー・ミュージックエンタテイメントと専属契約を結び、山田和樹指揮のベルリン放送交響楽団でブラームスのコンチェルト2曲をリリースした。
しかしその後ハルモニア・ムンディに移籍し、2019年にはシューベルトソナタ18番19番のリリースが大きな注目を浴び、パリ・シャンゼリゼ大劇場でのコンサートも好評を博した。更に2021年には、ブラームスの幻想曲およびソナタ第3番をリリースし、ロマン派の深みある叙情的な演奏に定評を得るに至っている。

 

アダムは2015年以来、室内楽のためのフェスティバル「ラグラス音楽祭」の芸術監督としても活躍している。

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